まずは取得したい方の本籍地を調べてください。
戸籍謄本/戸籍抄本は、その種類に関わらず、その方の戸籍がある本籍地の役所でしか取得できません。
居住地の市区町村役場では、住民票の取得は可能ですが、戸籍は直接入手することはできません。本籍地の市区町村に交付申請する必要があります。住民票を本籍地記載で発行してもらうと、そこに本籍地が出てきます。
戸籍関係証明書の取得方法は、以下の3通りになります。
(1)本人が窓口で直接取得
(2)代理人(親戚・知人)が、窓口で取得(委任状が必要です。)
(3)郵送請求/取り寄せ
この中で、一番難しいのが(3)の郵送請求です。
郵送で請求する場合は、できれば役所の戸籍係に何が必要になるのか連絡してみましょう。
必要書類や小為替の枚数、委任状の要否、身分証明書のコピーの要否、返信用封筒に貼る切手、その他必要な書類etc
これら全部を確認し、各市区町村の戸籍係・市民生活課住民係へ郵送申請を行うと、返信封筒に入れて送り返して貰えます。
請求にかかる日数は、普通郵便での請求の場合、往復の配達日数や役所での処理等で1週間ほどかかります。
速達での請求の場合、往復の郵送日数プラス処理する営業日を考えて、早くても3日~4日は掛かります。また、記入した請求書に、不備な点がある場合は更に処理が遅れます。最短で受領するために、記入漏れや同封物の確認をしっかりとして下さい。
封筒に同封しなければならない主な書類は
(1)請求用紙
ホームページからダウンロードした請求用紙
請求用紙が無い場合は、自分で用意した便せんなどに手書きで必要な事項を記載されても申請可能です。
※ その場合は各市区町村の担当者に直接電話して、書き方をお聞きください。
※ 氏名のところに印鑑を忘れずに押して下さい。
(2)返信用封筒
返信用の封筒に切手を貼ります。目安としては一通82円。
それ以上の複数の枚数請求であれば92円、140円。
※ 82円切手は返信用の封筒にあらかじめ貼ってください。
封筒には、返送先のご自分の住所・宛名を書いてください。
(3)手数料(申請料金)
必要な通数分の定額小為替または現金書留
※ 各市区町村により手数料が異なります。
※ 定額小為替は、郵便局でお求め下さい。
(4)請求者の本人確認書類
住所を確認できる運転免許証・健康保険証などのコピー
(5)本人の委任状
基本的には、誰でも請求できますが、請求する戸籍に入っている本人、又はその配偶者、直系以外の第三者が他人の戸籍の証明を請求する場合は委任状や正当な理由が必要になります。
この中でひとつでも欠けると戸籍を送ってもらえませんので注意しましょう。
(もちろん、当事務所で代行取得できます。)