経験則が全く通じないのが今の法務局法人登記部門。
7月7日に申請した一般財団法人の登記(完了予定日を7月24日としているのも相当余裕みてるなあとそのときは思っていました)、その翌週に法人の事務担当の方から「法人名義で車を購入しようと思っている。ディーラーが履歴事項全部証明書を登記が完了次第取りに行くと言っているが、いつ頃登記終わりますか?」と尋ねられました。
いくらなんでも7月後半には落ち着いているだろうと思い、「おそらく7月21日(金)くらいまでには終わるんじゃないでしょうか」と答えたものの、完了予定日の7月24日(月)を過ぎても完了メールは来ない(オンライン申請の場合、登記が完了するとメールが届きます)、25日になっても終わらない、仕方がないので法人の事務担当の方に遅れていることのお詫びをしてじっと待ちました。26日(木)の夕方になっても終わらないのでいよいよ法務局に連絡しようかと思った16時頃、完了メールがやってきてほっとしました。
今の京都地方法務局法人登記部門は2日遅れくらいまでだったらOKと考えている節があります。
というのは他にも何件も2日遅れの案件があり(例えば、7月11日(火)申請で7月26日(水)完了予定の登記が昨日7月28日(金)の19時37分に完了してます)、逆に3日遅れというのはないような気がします(先の例を2日遅れとみなせるかという疑問は残りますが)。
法務局の方から事情を聞くと、後ろを向いて「こんなに補正(訂正すべき案件)たまってます。」と仰る棚を見ると尋常じゃない数の書類で埋め尽くされていました。ご苦労なさっていることはよくわかります。そして、7月28日(金)申請の登記が8月14日(月)になっているところを見る限り、まだしばらくは苦労しそうだと考えられていることもわかります。
そこで全国の法務局法人登記部門の方にお願いなんですが(見てくれている人は皆無だと思いますが)、定例の役員変更登記はともかく設立や商号変更、本店移転等、終わりを待ち構えている登記は流石に法務局の方にもすぐわかると思うので気持ち少し早めに処理してもらえる(せめて完了予定日まで)と助かります。そうでないとその手の登記に3週間待ちは難しいので急ぎで処理してほしいとお願いするしかなくなります。
また、e‐TAXのようにオンライン申請であれば処理を早めるとかできないものでしょうか。オンライン申請を推進せよと先日も通知が来ましたが、処理が早まると聞けば少しは普及すると思うのです。