今を遡ること20日ほど前の2月17日(水)のこと。自宅にようやくマイナンバーカードの引き換えに関する連絡が区役所から届きました。
早速、2日後の2月19日(金)、妻の勤務先で少し気恥ずかしくもあるとある区役所に引き換えに行きました。
8時30分に一番乗り、申請書に記入して待っていたところ、、、。
おふたりの担当者がやってきました。
「実は、1割くらいの確率でエラーが出て、今日マイナンバーカードをお渡しすることができない可能性があります。」
???
更にe-TAXされるか問われ、「はい」と答えると更にまずいと思ったようで
「住基カードでもそのまま利用可能なので、その方が安全だと思いますが」と住基カード推し。
要するに彼女達の話はこうでした。
・自治体が国と通信する際に約10%程度の確率でエラーが出る。
・その場合、住基カードの電子署名は無効になった上、マイナンバーカードもその場で渡すことはできなくなる。
・その場合、10日後くらいに本人限定受取郵便で自宅へ郵送することになる。
・だからe-TAXするのならこのまま帰った方が良いと思う。
う~ん、どうしよう。しかし、私も僅かの時間であってもお休みいただいて来ている身、90%の確率で大丈夫なのであればこのまま終わらせてしまいたいと考え、「問題あれば確定申告は書面でするのでお願いします」と押し切りました。
最終的に窓口で別の担当者と話していると
・エラーになる理由は、全く不明。
・朝は機器の調子が良いのでうまくいくことが多い → 何のこっちゃ
とのこと。すぐに終わり「大丈夫でした」と聞いて安心しました。
で、無事に1週間前にe-TAXで確定申告を済ませたところです。
なぜ、こんな話を書いたかというと、今日3月7日(日)の朝日新聞一面トップで上記の問題が報道されたからです。区役所でそういう話になったとき1割もエラー出ているのにニュースになっていないことが不思議でした。
驚くべきことに未だその原因は特定されていないそうです。
5社の共同事業であること、はじめからスケジュールありきで進めるからこんなことになるのでしょうね。
法務省が権利書を廃止して登記識別情報を導入した約10年前のこと、当初発行された登記識別情報(暗証番号)の内容が似通っていて(同一のものもあったと噂されています)、何千通もの登記識別情報が回収されたという出来事がありました。当事務所にも京都地方法務局の戸籍課から電話があり、「何の電話?」と驚いた記憶があります(それ以外に戸籍課から電話がかかってきたことはありません)。
マイナンバーもそんなことになっているのではないかと心配です。